
またもやメーカー不明の輸入サッシのご相談を頂きました。
それにしても多いですねぇ。新築時の設計図面や仕様書に記載するなり
お客様に伝えておくなり、何か記録しておく方法があると思うのですが、
日本の住宅メーカーは情報の把握に問題がありますね。
今回は、窓のサッシュ(建具、障子)の周囲に取り付けてあった
ウェザーストリップ(気密パッキン材)の調達です。
何でも樹脂製の窓を塗装した際に、サッシュもウェザーストリップも
窓枠も全部一辺に塗ってしまったらしいのです。
その塗料が接着剤のようになって、サッシュに張り付けてあった
ウェザーストリップと窓枠とをくっつけてしまい、窓を開けたら
ウェザーストリップが引きちぎれてしまったらしいのです。
ウェザーストリップは、サッシュと窓枠との隙間をなくして気密や
防水性を高める役割を果たしますから、これが破れたり劣化したり
してしまえば、雨や風が室内に侵入するばかりか、断熱性も落ちて
しまうことになります。
ちぎれたウェザーストリップの写真をメールしてもらったのですが、
破損した状態では元の形状が全く分かりませんでした。
そこで、部品を絵にしてもらい、そこにおおよその大きさを
書き込んで頂いて、ようやくウェザーストリップを特定することが
出来ました。
こんな小さなパーツでも機能しないとなれば気になりますし、
探すとなればそれなりの時間や人手も掛かります。
そういう苦労を是非ご理解下さいね。
輸入住宅の新築やメンテナンスをお考えの方は、ご相談下さい。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。