
今日は、関東地方で雪が降っているそうですね。
明後日は、ここ名古屋あたりでも雪が降るそうです。雪が多く降ると
エアコンの室外機が埋もれてしまい、エアコンの暖房が効かなくなる
そうですから、室外機まわりの除雪を心掛けて下さいね。
さて、今回はそんなエアコンの室外機への配管について書かせて
頂こうと思います。
通常エアコン自体は壁の上の方にあり、室外機は地面の上に設置します。
ですから、それらを接続する為の配管は3m程度外壁に露出するのですが、
最近の新築では写真のように壁の中に配管を這わせる隠蔽配管という施工
をするようです。
そうすることで、長い配管を露出させないで済みますから、太陽や風雨に
曝されず配管の劣化や光熱費の減少も期待出来るそうです。
そんな隠蔽配管ですから、大手住宅メーカーでは標準的にこの施工を
されているのですが、皆さんはどちらの施工がいいと思われますか?
配管自体に何も不具合が起らなければ、隠蔽配管の方がいいに
決まっていますが、もし配管からの結露水の漏れや断裂が発生した場合、
配管を一旦壁から出してまたそこに配管を入れるという作業は、
非常に困難な場合があります。
また、配管を出し入れする際に、断熱材をも引っ張ってしまい、
壁に均一に入っている断熱材のバランスを崩してしまったりするかも
知れません。
また、壁の中に滞留した水漏れは、壁を開けなければ断熱材を
濡らしたままになりますから、結構補修が厄介です。
日本人は、不具合が絶対に起こらないという理屈でものごとを施工
しますが、欧米人は不具合が起った時を想定してものごとを考えます。
どちらも一長一短ありますが、私ならすぐに不具合に対処出来る
方法を選びますが、如何でしょう。勿論、どちらでも施工は可能です。
こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、
ご相談下さい。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。