一昨日、玄関ドアの調整とマーヴィン(Marvin)のサッシの建具(障子)
交換をしてきたという記事を書きましたが、そこから引き揚げてきた
ダブルハングの建具(上窓)が、この写真。
上になっている部分が建具の側面で、下に向けてアルミの板が延びて
いる処が建具の下端になります。(正常な状態から、右に90度倒した
ような感じです)
通常建具の側面に付いているピボット(建具をバランサーに連動させる
為の金属部品)が脱落しているだけでなく、木が腐って大きな穴が明いた
状態になっています。
白いウェザーストリップが差し込まれている木も下枠から外れてしまって
いるのが分かりますでしょうか。
通常、こうした状態になるのは、雨水が屋外側のアルミやガラスのつなぎ目
から侵入して内部の木を腐らせることが考えられます。
恐らくこのサッシも同様の原因でこうなったと思われますが、不思議なのは
ペアガラスの室内側のガラスだけが割れているということです。
普通なら外側のガラスが割れて、その割れ目に水が侵入するという
ストーリーなのですが、外側は全く無傷なんです。
もしかしたら、室内側のガラスに何か強い力で衝突したものがあって、
その衝撃で外側のアルミやガラスに小さな隙間が空いてしまったのかも
知れません。
何れにしても、屋外側のガラスの周囲やアルミ枠のつなぎ目には、
定期的に防水処理をすることが長持ちさせる秘訣だと思います。
外壁の塗り替えで足場を組む時は、絶好のメンテナンスのタイミング
ですから、その際は是非輸入サッシの防水や塗装をして下さいね。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
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全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。