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Channel: 住まいと環境~手づくり輸入住宅のホームメイド
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アルミクラッド・サッシのコーナーも要注意!

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室内に雨漏りする原因は、外壁のクラックや屋根、軒下の隙間など
いろいろな箇所が考えられますが、木製サッシのトラブルが原因である
こともしばしばです。

また、外部をアルミで覆っているアルミクラッドの輸入木製サッシは、
耐候性があるからと見落としがちになりますが、まず大丈夫と考えて
いる部分が危ないかも知れません。

この写真は、新築から20年近く経ったカナダのキャラドン(Caradon)社
のアルミクラッド・サッシですが、コーナーの部分に防水コーキングを
塗ったような跡があります。

お客様がご自身でやられたようですが、アルミは熱で膨張・収縮をする
割合が大きい為、つなぎ目が開いてきてしまい、コーキングも割れてきて
しまったようです。

また、アルミで覆われた部分の内側は、木が露出した構造になっています。

通常は、辷り出しの開き窓(ケースメント)ですから、この木の部分は
建具(障子)が閉じた状態では隠れているのですが、気密パッキン材が
劣化するなどしてくると、閉じた状態でも木の所まで雨水が侵入して
くることがあります。

そうした雨水は、一旦入り込んでしまうと、その隙間に滞留して
なかなか抜けませんし、次に雨が降ると更に水分が補充されます。

雨漏れの発生にはその他にも原因が重なることが殆どですので、サッシ
自体の製造上、構造上の問題や家の施工手順に間違いがある場合には、
その原因の全てを解決してやる必要が生じます。

(ですから、防水コーキングで処理すれば、当面大丈夫ということでは
ありません)

台風や梅雨のシーズンではない乾燥した冬の時期こそ、こうした問題に
対処する絶好の時期ではないでしょうか。

雨漏りした輸入住宅にお住まいの皆さんは、専門家と一緒に是非漏水対策
に取り組んでみて下さい。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。


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