Quantcast
Channel: 住まいと環境~手づくり輸入住宅のホームメイド
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3848

チャネル・バランサーは、糸が命

$
0
0

 

こちらは、インシュレート社製シングルハング・サッシ用のバランサー。

シングルハングとは、上下にある建具(障子)の下側の窓だけが
可動するタイプのサッシのことを言います。

Insulate社のもの以外に、北米の樹脂サッシ・メーカー各社でこの
チャネル・バランサー(長い金属の棒状タイプ)が採用されています。

それは、構造が比較的簡単で取り換えについても然程難しくない
という理由なんでしょうね。

勿論、こういう構造のサッシは、国産にはあまりないでしょうから、
一般のお客様や工務店・リフォーム業者が交換するには慣れが必要です。

このバランサーは、今まで何度も取り上げていますが、おおよそ10年
で交換が必要となる消耗品です。

車で言えば、ブレーキ・パッドやタイミング・ベルトみたいなもの。

消耗を起す場所の多くは、バネとフックとをつなぐ糸。
この糸が長年の使用で切れてしまうという訳です。
(稀にバネが錆びて切れることもあるようですが・・・)

この糸以外では、糸周辺の滑車にゴミが入り込んだり、滑車自体が
歪んだりして、糸がうまく巻き戻せなくなるというトラブルもある
ようです。

何れにしても、バランサーを新しいものに交換さえすれば、新築時の
ような状態に戻りますから、窓の開け閉めに異常を感じたら早めに
ご相談下さいね。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 3848

Trending Articles