Quantcast
Channel: 住まいと環境~手づくり輸入住宅のホームメイド
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3848

アップグレード・キットで交換します

$
0
0

 

以前建具の木部の腐れがあったと記事に書かせて頂いた
20年前のハード(Hurd)社製ダブルハング・サッシ。

その窓を外から見た写真がこちらですが、どちらも何事もなく
きれいな状態に見えますよね。

でも、実際は上窓と下窓とが重なり合う場所などで腐食が進んで、
ロックも出来ないような状況に陥ってしまいます。

こういったケースでは、ハードの窓は建具を新しくするしか方法が
ありませんが、現在製造されている建具と若干形状が異なってきます。

そういう場合、普通のサッシ・メーカーであれば、窓の周囲の外壁や
内壁を一部撤去して窓枠を含めた窓全体を交換することとなりますが、
ハードのダブルハングは窓枠をそのままにして、枠に付属している
ジャム・ライナーを新しい建具に対応するタイプに交換します。

そう、ジャム・ライナーの厚みを調整して、防水性もよくなった
新しい建具に交換出来るのですから、交換費用もある程度に
抑えることが出来るし、工事も大掛かりにならずに済みます。

勿論、外からの見た目も以前のままになりますから、交換した
ということは外の誰にも分かりません。

でも、このアップグレード・キットがアメリカから入荷するまでは
3~4ヶ月程度掛かりますから、同じような問題を抱えている
皆さんは、セキュリティ対策を考えて早めに交換の手配をして
欲しいものですね。

<関連記事>: 下枠が腐ったダブルハングの建具

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 3848

Trending Articles