先日、自然オイル塗料のオスモとドイツ製樹脂サッシ、エーデル・
フェンスターを扱う「オスモ&エーデル」さんへ商品を見学に行きました。
オスモは私も昔使ったことがありますから、特段目新しいことはない
だろうと思っていました。(でも、実際は新商品もあり面白かったです。
これはまたの機会にご紹介しましょう)
今回のメインは、エーデル・フェンスターというサッシだったんですが、
北欧のサッシと同じような部材が使われているかどうかを知りたいと
思って伺いました。
結局の処、北欧のサッシとは違う部材、違うデザインで作られていて
共通する部品などはなかったのですが、写真のようなカット・サンプルを
見せて頂きました。
左が、エーデル・フェンスターのサッシ。右が国産の樹脂サッシ。
どちらもトリプル・ガラス仕様となっています。これだけの話なら
性能差はないように思いますが、実際はそうではありませんよ。
それは、樹脂のフレームにあったのです。
エーデル・フェンスターのサッシの枠は、ハニカム構造のように
部屋が細かく分かれているのが分かりますか?それに引き換え、
大手メーカーの国産サッシは各々の部屋が大きくあまり仕切りが
ないですよね。
部屋が細かく分かれているということは、フレーム強度が高いという
メリットと熱が伝わる速度が遅くなるという点が優れています。
そして、エーデル・フェンスターの枠の中には、金属のフレームが
内蔵されているではありませんか。
これを入れることで、窓に強い力が加わった際でもサッシが歪まず、
開閉が重くなったり、固くなったりする恐れが少なくなります。
だから、幅2.4mの大開口の窓や掃き出しサッシが可能となる訳です。
(国産サッシでは、それだけの強度が最近まで出せなかったという
お話も聞きました)
ただ、ガラスについては、空気層を多く取っている国産サッシの
方が断熱性は有利な気がします。
勿論、LOW-Eガラスの性能がどうかという点も比較しなければ
いけませんが、そこまでのことはカット・サンプルだけでは
不明です。
さて、皆さんは環境先進国、ドイツの製品を選びますか?
それとも国産サッシを選びますか。
性能や金額、アフターサービスを考えて、サッシも検討したい
ものですね。勿論、北米製のサッシもいいですよぉ~。
尚、ドイツ製でも国産でも一部を除いて樹脂サッシの防火認定は
取れていませんから、防火地域では単独で使うことは出来ません。
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