以前静岡県沼津市でアイエムエス(IMS)カナダ社製のシングルハング
・サッシのメンテナンスに伺ったことがありますが、そこで交換したのが
コイル・バランサー。
ゼンマイのようなバネが巻き上がる力を利用して、窓の開閉をスムース
に行うというバランサーです。
それと同じデザインのものが、菊竹産業のシュエット(Chouette)という
シリーズのシングルハング・サッシにも採用されています。
IMSカナダも菊竹産業も、カナダの輸入サッシの技術を導入して国内で
樹脂(PVC)サッシを生産していたのですが、両社とも既にサッシの
製造はしていません。
そんな状況ですから、今回もシュエット用のコイル・バランサーを
窓の大きさや重さに合わせて独自に調達しました。
本来であれば、製造したサッシ・メーカーから消耗部品を取り寄せる
のが普通でしょうが、メーカーがなければ面倒でも仕方ありません。
ただ、このコイル・バランサーを手に入れたとしても、ノウハウの
ないお客様や地元のサッシ屋さんでは交換することは出来ないかも
知れません。
非常に特殊な取り付け方法でしか装着出来ない部品ですから、遠く
大阪狭山市へ私共が交換に伺うこととなりました。
きっとカナダでは誰もが簡単に交換出来るパーツなんでしょうが、
日本では滅多に使うことのないものですから、交換方法が一般化
していないという点で厄介なんですね。
まあ、だからこそ私たち ホームメイドの存在意義があるとも
言えるのですが・・・。
<関連記事>: 来週にでもバネの交換に伺います (2017年6月14日)
<関連記事>: コイル・バランサーの断裂 (2016年10月17日)
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