
こちらは、浴室に取り付けられた輸入の樹脂サッシ。
アルミクラッドのような木製サッシでは湿気や水分で腐食して
しまいますから、劣化防止の為に樹脂製のサッシが多く使われています。
サッシ枠は樹脂製ですから確かに腐ることはないのですが、浴室内の
湿気や水分はペアガラスの間にある金属のスペーサーを腐食させます。
また、スペーサーが劣化して小さな穴が空くことで、ペアガラス内に
湿気った空気が入り込んでしまいます。
そうなってしまうと、写真のように錆びや汚れ、曇りが発生します。
ペアガラス内の内部結露は、一度起きてしまうと元に戻すことは
出来ませんし最悪ガラスの脱落を引き起こしますから、交換すべき
状況と言えます。
また、樹脂やアルミ自体は結露に強い素材ですが、ガラスの交換を前提と
したサッシの構造では建具(障子)枠の隙間をなくすことは出来ません。
輸入住宅だけでなく、ペアガラスを採用している窓はこうしたトラブルを
根本的に解決することは出来ませんから、窓周りの防水処理を定期的に
するようにしなければなりません。
特に浴室や脱衣スペースのような湿度の高い場所は、要注意です。
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