
浴室に取り付けられたメーカー不明の輸入の樹脂サッシ。
湯気や水滴にいつも曝され、金属パーツには過酷な環境の浴室ですが、
20年近くバランサーを交換せずにやってきました。
ただ、やってきたと言っても建具を吊る為の糸は切れ、バネは錆びて
全く動かない状態の上に、バランサー自体も錆びて一部が脱落している
という状況でしたから、開け閉めが出来なかったと思います。
錆び付いたチャネル・バランサーがなかなか建具から外れなかった
のですが、工具を使って何とか外し新しいバランサーを装着した
様子がこちらの写真です。
その後、サッシの建具を元の場所にはめ込んで、無事可動する状態に
戻すことが出来ました。
通常バランサーの寿命は10年程度。浴室のような過酷な環境であれば、
7~8年で交換することが必要です。
出来るだけ長く寿命を延ばしたいのであれば、サッシに付いた水や
ゴミを掃除したり、常に通気を心掛けて乾燥させることが重要です。
輸入サッシの多くは、不具合があっても部品さえ交換出来れば
以前のようにスムースに開閉することが出来るようになります。
ですから、外壁からサッシを枠ごと外して、新しい窓に交換する
必要は滅多にありません。
でも、何もメンテナンスしなければ、それを修理するには放置した
時間に比例して費用も多く掛かりますから、注意して下さいね。
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