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Channel: 住まいと環境~手づくり輸入住宅のホームメイド
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さて、うまく交換出来ますでしょうか?

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先日、アメリカンスタンダード社製の洗面水栓の蛇口から水漏れする
という記事を書かせて頂きました。

メーカー名は分かるけれど、製造時期や品番・品名は不明という
状況の中、アメリカのメーカーサイトから問い合わせをして、
このカートリッジバルブが交換部品ですという返信を頂きました。

お客様には、「メーカーからの回答だから、正しい製品だとは思うけれど
万一相違があっても私共では責任を負えないが、宜しいでしょうか?」
というお伺いをさせて頂きました。

私共で取付けをして記録も残っている水栓金具であれば、責任をもって
調達することは可能ですが、こういう場合は一定のリスクを覚悟
しなければなりません。

もしリスクを負いたくなければ、全く新しい水栓金具をご購入頂き、
交換すればいいだけのことですが、既存の水栓に愛着がある場合は、
リスクとデザイン、費用をバランスに掛けなければなりません。

今回のお客様は、メーカーの言うことを信じて、多少のリスクが
あっても止水バルブだけを調達して交換して欲しいという決断を
されました。

写真のものが、今回アメリカから輸入した交換品です。

ただ、こうしたバルブはインチ・サイズで作られていますから、
交換作業の道具もインチ単位の専用工具を使わないと、六角ナットの
角がなめてしまって回せなくなるなどのトラブルが発生します。

国産のもののようにミリ単位の道具で何とかなるならいいのですが、
こういうところにも輸入部材のメンテナンスの難しさが隠れています。

そういうことを知っているプロの輸入住宅ビルダーであれば、
問題ないことですけどね・・・。

<関連記事>: 品番が分からない時は、部品交換は一種賭けです

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全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。また、
これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

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