
名古屋市天白区の外装リフォームの現場で、輸入サッシの周囲に
幅10cm程度のモールディング(トリム)を取り付けたという
記事を以前書かせて頂きましたが、その部分の防水処理をご覧下さい。
モールディングは、耐久性が非常に高いピュアアクリル素材で出来た
セミグロスの屋外用パラペイントで白く塗装。
写真で分かるように、枠材にツヤあり塗料を塗ると高級感が出るのです。
また、ツヤがある塗料は雨や汚れに強く寿命も長くなるのです。
そして、モール材の側面は、しっかりと塗装専用の防水コーキングが
打たれているのが分かりますね。
鎧張りのラップ・サイディングの場合、外壁面が平らではありませんから
コーキングを打つのが結構難しいのですが、美しく施工してあります。
次にモール材の下端ですが、こちらには防水コーキングは全く入って
おりません。
これでは施工不良だと思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、
実はそうではありません。
このモール下端は、万一モールの内側やサッシの枠付近に雨水が侵入
した際に、水を逃がす水抜き穴の役割を果たすのです。
家というものは、何でもかんでも水が入らないようにすればいいという
ものではありません。逆に、雨漏れを助長する原因にもなります。
何か問題が起こりそうな場所には、予め適切な対策を打っておく
ことこそ、長く維持していける住まいになるのです。
手抜き工事はいけませんが、同様に過度に手を入れる工事も
施工不良となることを忘れてはいけませんよ。
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