Quantcast
Channel: 住まいと環境~手づくり輸入住宅のホームメイド
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3848

急に寒くなったからか?

$
0
0


こちらは、プライジェム(Ply Gem)製シングルハングを室内から
撮った写真です。

6年前に当社で新築施工させて頂いた輸入住宅ですが、当時としては
最新の遮熱・断熱の両方の機能を持ったトリプルガラスを採用しました。

ペアガラスの場合は、熱反射の問題がある為、どちらか一方のガラス
にしかLOW-Eのコーティングを施すことが出来ません。

ですから、夏に重点を置く東海地方では、外側のガラスに遮熱のLOW-E
を採用したペアガラスを用います。

でも、トリプルガラスの場合は、中央にガラスが1枚入って内側と外側
にそれぞれ空気層を作ることが出来ることから、両面のガラスにLOW-E
コーティングをしても熱反射することがありません。

その為、ダブルLOW-Eを採用したトリプルガラスは、夏は太陽光の遮熱
とエアコンの冷気の保存を、冬は外の冷気の遮断と暖房の持続の両方を
実現出来るのです。

今回のガラスのクラックは、朝起きたら突然割れていたということですから、
最近急に寒くなったことで、急激な温度変化によるガラスへのストレスが
生じた為ではないかと考えています。

自然現象による、いわゆる「熱割れ」が原因ということかも知れません。

プライジェムの樹脂サッシの場合、上窓(アッパーサッシュ)の不具合
であれば、ハメ殺しとなりますからガラスの防水処理を施工する際は
外部足場が必要ですが、今回は下窓(ボトムサッシュ)のガラスの
不具合ですから、建具を外してガラスの交換や防水処理をすることが
可能です。

そういった意味では、余分な費用を抑えることが出来て、不幸中の幸い
と言えるかも知れませんね。

ペアガラスは、何かものが当たった状況でなくても、温度変化に
よって破損することもありますから、注意して下さいね。

これは、どんな複層ガラス・サッシでも避けることは不可能です。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 3848

Trending Articles