
先般、メーカー不明の輸入ケースメントサッシのガラスのサイズを
採寸調査を行い、その結果を元に新しいガラスが出来上がってきました。
それを現場の滋賀県大津市へ持ち込んで、ペアガラスの交換を行いました。
ペアガラスの中には飾りの白い格子が入っていましたが、今回のものは
少しリブが入った豪華なデザインになっています。
これは、ガラス・メーカーの標準品である為、元々の格子のデザインとは
少し異なりますが、お客様も全然気にならないとおっしゃって頂き、
よかったです。
ガラスが少し緑色がかっているのは、外側のガラスにLOW-Eの断熱(遮熱)
コーティングが行われている為で、これもメーカーの標準仕様です。
既存のペアガラスは、内部結露を起して随分曇った状態でしたので、ガラスを
交換したら外の景色がくっきり見えるようになりました。
ガラスを装着するに当たり、通常は輸入の防水テープでガラスを建具に固定
するのですが、このサッシはコーキングを使って固定されていました。
コーキングはペースト状ですから、固まるまではガラスが動いてしまう
リスクがある為、防水テープの方がベターな気もしますが、防水テープは
ある程度の厚みがある為、納まりが変わってしまいます。
悩んだ末にお客様とも協議して、従来の施工通り、防水コーキングを
使って装着することにしました。勿論、ガラスが動かないようにシムと
呼ばれる薄い隙間材を入れてあります。
最後に、屋外側のガラスに防水処理を行って、窓枠に建具を入れて完成です。
入れる前には窓枠や建具をタオルやダスター(ハケ)で掃除をして、開閉金物や
ロック金物にも潤滑剤を塗布し調整しましたから、見違えるようにスムースです。
そうそうこのご時世ですから、マスクなどのコロナ対策や作業中は
窓を開けての換気を行いました(とは言っても、窓を外して作業しないと
出来ませんから、強制換気ですね)
<関連記事>: 普通の窓の結露なら、室内側 (2020年10月21日)
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