
以前何度かブログ記事にも書きましたが、ピーチツリー(PeachTree)社
のドアに採用されていたドアヒンジについて問い合わせがありました。
写真がそのヒンジですが、実は左右の蝶番の大きさが非対称で、尚且つ
写真の矢印のところで蝶番が折れ曲がっているのです。
国産にしろ輸入にしろ、ドアヒンジというものは左右の蝶番は同じサイズで、
形状も真っ直ぐな板の金属で出来ています。
また、取付穴の位置も左右の蝶番で違うときていますから、これを作った
人は相当な偏屈だったのかも知れません。
こんなドアヒンジを取り付けたピーチツリー社も15年くらい前に
なくなってしまいましたから、その後この特殊なヒンジを調達する先も
見つからなくなってしまいました。
そうこうしているうちに、私たちはずっとこのヒンジを探し続けていた
のですが、数年前に何とか1社在庫を持っている会社をアメリカで
見付けました。
今回のお客様は兵庫県の方ですが、修理の為に随分いろいろな業者さんを
探されたのでしょうね。
恐らくこの特殊なヒンジを調達出来るのは、国内でもホームメイドだけ
でしょうから、いい処と巡り会えたかも知れません。
ただ、この商品がいつなくなってしまうかは誰にも分かりませんから、
早めに入手しておくことをお勧めします。
それにしても、ピーチツリーはマニアックなドアですよね。
他の似た部材を代替に使いたくても、純正品以外全く施工出来ない仕様に
なっているのですから、本当に厄介です。
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