
今日、あま市の古いお客様の処に伺って、カナダのローカルなサッシ・
メーカーのシングルハングについて、修理調査を行ってきました。
こちらのお客様は、20年以上前に私が勤めていた会社が建てた輸入住宅
なんですが、私が退職した後全く輸入材に対応することが出来ず、
不具合も放かりっぱなしになっておりました。
そこで、今回私の方に修理のご相談を頂き、メンテナンスをすることに
なりました。
写真は、調査の際に使い物にならなくなったユニーク社製のチャネル
バランサーを外してきたものです。
バネが錆びて途中で切れてしまい、吊り紐を巻き上げる滑車とバネが
分離してしまっています。
こうなると、バランサーで建具を吊ることが出来なくなりますから、
うまく窓を開けられないといった症状が出ます。
ただ、今回はサッシの両袖に付いているバランサーの片方だけが
切れたという状態でしたから、辛うじて片側のバランサーで窓を開ける
ことは可能です。
そして、今回初めての経験ですがもう少し幅が狭いシングルハングの
サッシには、チャネルバランサーではなくコイルバランサーが装着されて
いるではありませんか。
勿論、普通の輸入サッシ・メーカーであれば、バランサーを変えるという
ことはあり得ないのですが、この窓メーカーではその常識はなかったようです。
幸いコイルバランサーそのものには不具合はありませんでしたので、
今回は付属部品のみの交換修理を行いますが、珍しいことがありますね。
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