
以前からご相談を頂いていた玄関のドア枠の交換作業が、ようやく今週の
金曜から始まります。
材料のアメリカからの入手に時間が掛かってしまったのと、直前に大工さんが
手を怪我してしまった為にスケジュールが延期となっていました。
こちらは一宮にお住まいのお客様で、玄関ポーチや土間の中から這い上がってきた
シロアリにドア枠を喰われてしまいました。
ドア枠以外がどのくらい喰われているのかは、開けてみないと分かりませんが、
状況を見ながら修理をしていくつもりです。
施工を行う前に、今日は新しいドア枠にパラペイントで塗装を行いました。
今回用意した枠材は、木製ではなく木を粉にして樹脂と一緒に成型した
腐らないドア枠と飾りのブリックモールディング。
プライマーで下塗りを施した状態で、上塗りを2回行って仕上げとなります。
パラペイントは水性塗料ですから、油性と比べて乾くのも早く、1日あれば
塗装も完成してしまいます。
また塗料がポタポタ下に落ちたり、飛び散ったりしませんから、それ程
養生をしておかなくても、周囲をあまり汚すこともありません。
パラペイントは塗装の載りも抜群ですし、仕上がりも本職のペンキ屋さんと
見分けは付かないくらいです。
ドア枠を交換するということですから、古いドアヒンジや気密材のウェザー
ストリップも交換して、ドアの開け閉めの具合も調整します。
勿論、玄関ドアは丁度いいアンティークさ加減ですから、既存のものを
そのまま使う予定です。
時には困ったことが起きるのがおうちですが、それをメンテナンスの
チャンスと捉えて、きちんとした状態に戻すことが家づくりだと思います。
因みに、シロアリの駆除剤をお客様が十分撒いて頂いているようですから、
虫は既に退散していなくなっているはずです。原因となる施工は直すことは
出来ませんが、工夫出来る範囲内で対処を行うつもりですからご安心を。
そうは言っても人間は自然に敵いませんから、どんな家でも注意は必要です。
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