
こちらは、輸入キッチンのキャビネットの中を撮った写真です。
排水目皿(ストレーナー)から水漏れしたということで、キッチン
シンク下のキャビネットをチェックしに来ました。
輸入キッチンは、アメリカのメリラット(Merillat)製。
品質的には定評があるメーカーですが、排水や床下からの湿気なのか
キャビネットの底板が撓んで柔らかくなっています。
シンク下の底板だけでなく、コンロや引き出し用のキャビネットの
底板もシンク下程ではないですが同様に撓んでいる状況です。
キャビネットの箱自体は、12.5mm(1/2インチ)厚のMDF板
(木くずを圧縮して板状にしたもの)を使っています。
表面は塗装によって防水処理をしてあるのですが、カットした部分の
木口はそのままの状態ですから、そこから湿気や水分が入り込んだ
のだろうと思います。
MDFは国産のキッチンでも使われることがありますが、国産のものは
比較的薄いベニヤ板が箱材として用いられています。
どちらがいいかと言われても、どちらも湿気には弱い素材ではあるので、
何とも言えませんが、多少厚みのあるMDFの方が多少いいかも知れません。
何れにしても、このままではよくありませんので、底板を新しいものに
交換して、湿気にも強い無垢木製の板材に交換しようと思います。
勿論、板の塗装は木部専用防水塗料パラペイント ティンバーケアを
使いますよ。
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