
輸入のドア・ノブで最も多く使われているのが、Kwikset。
このメーカーのものは、輸入資材の商社の多くが代理店になって
いるから、殆どの輸入住宅ビルダーが使っていると言っても
過言ではないと思う。
そんな状況の中、東京の方から玄関ドアのレバー・ハンドルが
グラグラしてきて、自分で直そうとしたがどうしたらいいか
分からないという問い合わせを頂いた。
やっぱり、この方の家も建てた工務店が倒産してしまい、
メンテナンスを頼る先がなくなってしまったらしいのだ。
幸い取付け方法を記した説明書を私たちは持っているので、
それをお送りしてやってみて下さいとお話しした。その際、
もしダメなら状況写真をメールで送ってくれるようにもお願いした。
その後、写真と一緒にどうしても外れないとのメールがあった。
よくよく写真を見ると、どうやらレバーの根元に仕込んである
メクラ・ネジのことを見落としているような感じだ。

そこで、そのネジの場所を矢印などで明示して、少し緩めるように
お話ししたら、レバーが外れて台座カバーの下になっている本体の
固定ビスを締め付けることに成功したというお礼の連絡を頂いた。
(レバーの製作時期によって、違う取付け方法の場合もあります)
いや~、遠く離れていても、写真も送れてコミュニケーションも
出来て、今の世の中は便利になったもんですねぇ。
ただ、今回のケースは、非常に初歩的なトラブルだったから
いいようなものの、破損などで鍵が掛からなくなるという
事態になったら、この状況では大変なことになります。
勿論、私たちに助けを求めて頂くのはいいのですが、名古屋から
東京まで取付け等に伺わなければいけないとしたら、何とか
お近くでいいビルダーさんを探して頂くことの方が、
ベターな気がします。
こういう皆さんは、日本全国にどのくらいいるんでしょうか。
ちょっとしたことかも知れませんが、大変なことです。
だって、そのまま放置していたら、バックセット等の他の部品の
損傷等につながるかも知れないですから・・・。
私たち ホームメイドのこうした情報公開や地道な取り組みが、
輸入住宅好きな皆さんのお役に立つことを願うばかりです。