なんともアンニュイな感じのするインテリアですよね。
このインテリアは、4月末にオープンハウスで現場を公開する
豊川市のレンガ積み輸入住宅 N邸です。
写真の左手は、大きな吹き抜け空間になっていて、
そこからの光が2階の廊下を照らしています。
ただ、普通のおうちと違うのは、壁がツヤのない水性塗料で
仕上げられたドライウォールであることと、壁のコーナーが
直角でなく、緩やかな楕円を描いているということ。
ツヤのない壁は、光を強く反射せず、ボヤっと周りを照らします。
また、直角でないコーナーは、光と影の境い目を
グラデーションが掛かったように表現します。
そして、ここに使われているカナダの水性塗料パラペイントは、
エリート・スウェードというシリーズのもので、まさに
スウェードのように繊細で柔らかな質感を作り出してくれて
いる特別なデザイン塗料なのです。
ビニール・クロスが主流の昨今ですが、こうした塗り壁が
日本の住宅デザインを変えていくと、私は思います。
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こんな柔らかな景色は、壁の角が丸いから?
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