最近多いペアガラスの内部結露。
昔のようなシングル・ガラスなら、水滴が付いたら雑巾で
拭けば終わりだったのだが、断熱性を向上させたペアガラスでは
ガラスとガラスとの間に断熱の為の空気層が存在する。
そこは通常気密が保たれているから、誰もガラスを触ることが
出来ない。
そんな手の届かない空間に僅かなすきまが生じて、水分や湿気が
入り込んでしまうと、このように内部結露が発生する。
人間が新たなことを考え出すと、新しい問題が生まれるというのは
人間の因果なのかも知れませんね。
この問題は、経年変化によって発生しますから、国産サッシでも
同様に起こり得る問題なので、輸入サッシだけを一概に否定しては
いけませんよ。
写真は、カナダ ウィルマー社製アルミクラッド・サッシですが、
こうした輸入サッシは、通常新築から1年は施工したビルダーが
責任を負いますが、それ以降に発生した問題については補修費用が
掛かってしまいます。
ただ、製品の問題ではなく、施工が原因で室内まで雨漏りが発生
したという場合は、10年間の施工責任をビルダーが負います。
さて、こういう場合は、不具合のあるペアガラスを外して、新しい
ガラスと交換し防水工事を実施する以外ありませんが、国内でも
ペアガラスが一般化してきましたので、国産のガラス・メーカーに
お願いして新しいガラスを作ってもらえます。
その際、国産のペアガラスの曇り保証は10年付きますから、少し
だけ安心ですね。でも、輸入サッシのガラスを交換出来る業者が
日本には本当に少ないですから、困りものです。
お近くに適当な業者さんがいらっしゃらない場合は、出張費は
掛かりますが、私たち ホームメイドが何とかします。
その際は、ご相談下さいませ。
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内部結露したペアガラス
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