カナダのレンガ職人が、レンガ積みの外壁を施工している中、
建物の内部ではいよいよ断熱工事が始まりました。
建方工事が終わったらすぐに始まりそうな工事ですが、
実はその前に電気の配線工事をやっておかなければいけません。
また、愛知県半田市 K邸では、全館空調システムを採用して
いますので、屋根裏に機械を設置して、そこから各部屋への
太い吸排気ダクトを回さなければいけません。
これもただ回すだけならいいのですが、人の目から隠す為に
壁や梁を余分に設けるという大工工事が必要となります。
だから、こんなに時間が掛かるんですねぇ。
そして、柱(スタッド)の間にセルロース断熱材を吹き込む為に
美しく張られた布をご覧下さい。この布も少し特殊で、目が少しだけ
粗いものを使用します。
粉のようになったセルロースを、空気と一緒にこの中に吹き込む
のですが、目が細かくて空気が抜けないものを使用すると
吹き込んだ口から断熱材が逆流して飛び出してきます。
こういうところにも接着剤を使わないセルロースの吹き込み工法に
気を遣っているんですね。(接着剤を混ぜて壁に吹き付ければ、布を
張る必要もないですから・・・)
ピシッと布が張ってありますから、セルロースの断熱材が
均等に入り、断熱欠損もないんです。(勿論、吹き込み作業を
いい加減にしたら、意味ないですが・・・)
いや~、ほんと手間暇掛かってますねぇ。どうしてこんな手間を
掛けてセルロースの断熱材を使うのか?それは、他の記事を見てね。
↧
セルロース断熱材は、この中に入ります
↧