先日は、天然素材のセルロース断熱材を壁などに吹き込む為の
布張りについて書きましたが、今回はセルロースを十分に
吹き込めない、柱の間隔の狭い場所などに使用する天然ウールの
断熱材が、愛知県半田市の輸入住宅 K邸に入ってきましたので、
ご紹介しましょう。
羊毛の断熱材には2種類あって、全くのバージン・ウールと
再生されたものを使います。
私たちは、エコロジーやリサイクルを考えて出来るだけ再生ウール
を使うようにしていますが、再生ウールは生産量が限られる為、
メーカー在庫がない場合などには、バージン・ウールも使います。
これらの断熱材は、見た目の違いこそあれ吸放湿作用や
断熱性能、調温性能、吸音性能などの性能に違いはありません。
セルロース同様、天然素材ですからね。
ただ、再生ウールは、毛足が揃っておらず、短い毛のものも
存在する為、裁断バサミでカットするのが結構難しいという
性質を持ちます。
まあ、これは施工上の問題だけですから、お客様に特に
不具合はありませんが・・・。
こうした断熱材を触ってみると、毛布の柔らかな手触りが
感じられます。そりゃ、同じ素材ですからその通りですよね。
毛布をまとった暖かなおうちだと思うと、素敵じゃありませんか?
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断熱材は、天然素材
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