昨日、安倍首相の記者会見通りに衆議院が解散となりました。
今回は、誰も文句を言っていないのに、消費税の増税時期を
延期することについて国民の信を問うという少し不可解な
論理展開での解散でした。
私だったら、安定多数を占めている状況で絶対そのまま
最後まで全うすると思うんだけど、そこが安倍さんの勇気が
あるところなのかも知れません。
先程述べた通り、今回消費税の増税時期を延期することには、
大多数が理解を示しているところですが、取り敢えずこれ以上
景気に重しが載らないだろうということで、安堵している人は
多いのではないでしょうか。
来年10月に増税されるとしたら、先回同様駆け込み需要が
発生するかと言えば、多分ほんの少ししか動かないだろうと
誰しも思っているはずです。私も当然そう思います。
確かに大企業は大幅な収益を上げていますが、そうした企業と
結び付きがない私たちのような会社は、数年前と何ら売上げに
変化はありませんし、むしろ4月の増税以降消費が冷え込んで
いる感じさえ否めません。
私たちは、レンガ積みという特殊な輸入住宅を手掛けていますから
あまり景気に左右されない分、景気がよくなってもお客さんが
増えないという側面がありますが、来年も景気はこのまま
横ばいを続けるような気がします。
そういった点では、増税前の駆け込み需要もなく、建築資材や
職人の単価も安定的になると思いますから、家づくりをしようと
考えている人には、心理的な焦りや余計な費用を払うことも
なく、しっかりした家づくりに臨める年になるでしょうね。
まあ、気掛かりなのは、円安による輸入資材や輸送費(船賃や
航空便)の高騰でしょうか。
私たちは、輸入資材の多くを直接北米から購入しているので、
確かに輸入住宅の建築には響いてくるように思いますが、
総建築費に占めるその割合は30%程度なんですね。
残り70%は、国内での基礎工事や大工さん等の職人さんの工賃、
電気や水道の設備なんてものに消えていく訳ですから、その
影響も限定的と言えるかも知れません。
(先回の増税前は、資材や職人の費用の方が、為替や3%の増税分
よりもUP率が大きかったと言われています)
前から申し上げていますが、不景気の時の方が家づくりをする
メリットは大きくなります。だって、税制の優遇もありますからね。
再増税まで約2年半弱。将来を見据えた家づくりを考えている人は、
このチャンスをどう生かすかが課題ではないでしょうか。
新築をご計画の方や家のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。
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今後の景気は、どうなるんでしょうねぇ?
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