愛知県半田市で施工中の輸入住宅、K邸のドライウォール
工事の様子です。
奥の壁に立て掛けてあるのが、私たちが通常使う
縦4フィート(1.2m)、横8フィート(2.4m)の石膏ボード。
一般的なビルダーさんでは、縦3フィート(0.9m)、
横8フィート(2.4m)のものを使います。
大きなボードを使うのは、出来るだけボードの数を減らして
つなぎ目を少なくするという意図があるんです。
つなぎ目は、地震等で家が動いた際に割れる危険が最も大きい
ので、そういうリスクを極力減らさなければいけません。
勿論、人間が腕を伸ばせる幅からすれば、小さな石膏ボード
の方が、取り回しもしやすく重さも軽い。
将来に亘る美しさを選択するか、施工性を選択するか、
それは住宅会社の判断に依りますが、ホームメイドは
お客さんへのメリットを選択します。
また、ご覧頂くように、石膏ボードを横長に張って
天井から床まで一直線に縦目地が入らないような施工を
しています。
これも、住宅に掛かる重みで、壁が下方向に押される時
一直線に目地が通っていると、クラックを起こす原因に
なります。
だから、互い違いにレンガを積むように、石膏ボードを
張っているという訳です。
ただ、こうした張り方をしても、どうしても縦目地が入って
しまう場所が存在します。それは、壁のコーナー部分。
そういう場所は割れるリスクが高いので、強度の高い紙の
ジョイント・テープやブルノーズ・コーナー材で強化します。
こうしたノウハウと細かな気遣いが、私たちの美しい住宅
デザインを支えています。
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正しい石膏ボード張りは、縦に目地を揃えない
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