いいですねぇ、この開放感。いいですねぇ、この明るさ。
シンプルな中に、楽しさや豊かさを感じさせるデザインは、
昔見たヘミングウェーの映画のイメージじゃないでしょうか。
まあ、日本で言えば、海の家ということになるんでしょうが、
洗練された雰囲気は、やっぱりフロリダのマリーン・リゾート。
開放的な全面窓のダイニング・キッチンは、地震国の日本では
難しいでしょうが、ストレスを感じさせない場所に補強の壁を
いくつか配置することで、これに近いデザインを実現出来る
気がします。
敢えて天井を張らないで、2階の床下地を表しにすることで
ワイルド感を出しています。木材に少し割れが入っているのも
カッコいいですよね。(これを不具合と言ってクレームするよう
では、こんな暮らしは出来ませんが・・・)
こういうデザインは、2階の足音が気になるなんて、野暮を
言う人にも向かないかも知れません。
使い古されたダイニング・テーブルは、私が子供の頃の理科の
実験室にあったような感じです。こういうのを見つけてくるのは
難しいようにも思いますが、アメリカでは新品をアンティーク風に
して売っていたりしますから、意外と探せるかも知れません。
ダーク・グリーンのキッチン・・キャビネットは、この真っ白な
空間にはバッチリ合いますね。
窓の向こうには、サンルームのような空間も広がっていて
外の景色をうまく取り入れる工夫がなされています。
素朴な電灯も、ハーバーの雰囲気がありますねぇ。
マリーン・リゾートは、北米ではトレンドになりつつありますが
日本でも先進的なデザインを取り入れたいという皆さんには、
新鮮だと思います。
ただ、本格的にこうしたデザインを実現するのであれば、
北米の暮らしを知り尽くしたビルダーを探しましょう。
中国製のように真似するだけでは、本物の素材やデザイン
センスをうまく取り入れることは出来ません。それは、全てに
於いて緻密に計算された空間だからです。
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マリーン・リゾートは、これからのトレンド?
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