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Channel: 住まいと環境~手づくり輸入住宅のホームメイド
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曇ったペア・ガラスが外れました

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$住まいと環境~手づくり輸入住宅のホームメイド-サッシ枠から外したペアガラス



輸入サッシを含めて、多くの住宅用サッシはペア・ガラスを
採用するようになりました。

ペア・ガラスの周囲は、気密を保つ為にスペーサーと呼ばれる
シール材が入っているのですが、経年劣化等でピンホール程度の
隙間が開いてしまうことがよくあります。

そんな小さな穴が開いても湿気を含んだ空気が入ってしまうと
その湿気はガラスの間からは出られなくなってしまいます。

気温と室温が同じ状況ならいいのですが、夏冬の温度差がある時
その中で内部結露を起こし、ガラスを曇らせてしまいます。

曇るだけならまだしも、長年の結露は金属等で出来たスペーサー
をも劣化させることとなりますから、大変です。

最悪の場合は、ガラス自体の固定が難しくなって、外れてしまう
かも知れません。

そんな状態のペア・ガラスを交換すべく、輸入サッシの建具枠から
ガラスを外し、採寸することを三重県津市のY邸で試みました。

失敗すれば、サッシ自体の交換になりかねない状況ですから
慎重にガラス押さえやコーキングを取り除いていきました。

そして、ペア・ガラスがアルミクラッドのサッシ枠から完全に
外れた状態が、この写真。

やりましたねぇ。素晴らしい!

ここまで出来れば、新しいガラスを作るのも容易ですし、
入れ替えする手順も大丈夫。

ただ、メーカーによっては、これが出来ない場合もありますから
どんなサッシでもやれるとは安易に思わないで下さいね。

勿論、誰でもやれるものでもないでしょうが・・・・。

<関連記事>: 2013年4月2日 輸入住宅の出張メンテナンス 続編

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