昨日、雨漏れしたと連絡を頂いたフレンチ・ドアを見に伺いました。
会社の近くでしたので、連絡を入れないで突然お伺いしたので
丁度お留守という状況でしたが、外からドアを見させて頂きました。
パインのフローリングの上に水が溜まっていたということですから、
両開きのドアの下の方をチェックしました。
少し油がにじんだような跡が見受けられますが、これはウッドデッキ
に塗った防水剤のような気がします。
このフレンチ・ドアは、枠も建具も全て樹脂で出来ていますから、
木の成分が水分で染み出すということはありません。
それよりもドアとドアとの隙間が少し明いているのが気になります。
ここのドアは、ルーフデッキ(屋根付きのデッキ)に取り付けられて
いるので、普段雨が当たることはありませんが、横殴りの強い風が
吹けば、この部分にも風雨が当たる可能性があります。
この程度の隙間だけであれば、内側の戸当りや気密パッキン材の
ウェザーストリップによって、風雨の侵入を防ぐことは可能ですが、
15年も経てばドアが3次元的に歪んだり、パッキン材が劣化したり
という原因で室内に侵入するリスクを生じます。
新築時とは違い、家は微妙に変形したり、経年劣化を起したり
しますから、都度調整やメンテナンスが必要です。
長年何もしていないという輸入住宅にお住まいでしたら、是非
10年程度で点検・補修をするように心掛けましょう。
尚、ドア上の漏水については、お客様がいらっしゃる時に再度
チェックを入れますので、またご報告します。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。
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雨漏れしたフレンチ・ドア
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