とあるお客様から、ハード(Hurd)社製ダブルハングの建具(障子)
の木枠が腐ってきているので、メンテナンスがしたいというご相談を
頂きました。
写真の木製窓以外にも同様のトラブルが生じたサッシがあるようで、
いくつか同時に直さなければいけません。
まだ、写真をメールでお送り頂いただけですから、現場を見てから
判断しなければいけないと思っていますが、最近の事例からすれば
ガラスと外装アルミカバーとの接点やアルミカバーのつなぎ目
から雨水が侵入して、本体の木が腐った可能性が高いように思います。
写真からすると、窓の近くに傾斜の強い屋根が見えますから、
この屋根に強い雨風が当たって、その跳ね返りがこの窓へ横殴りに
吹き付けてきたのかも知れません。
また、もしかしたら、この窓は南側や東側の壁面に取り付けられた
もので、東南方向から吹く台風の直撃を受ける状況であったと
いうことも考えられます。
何れにしても、サッシの防水機能が劣化するなどしてうまく作動
しなかったのでしょうから、新しい建具に交換する際はその点の
対策強化をする必要がありますね。
あと、ハードの古いダブルハング・サッシは、既に古い建具の
製作を中止している可能性がありますから、窓枠の両サイドに
付いているジャム・ライナーごと交換する必要があるかも
知れません。
その際は、下窓(ボトム・サッシュ)だけでなく上窓(アッパー・
サッシュ)も同時に交換することとなります。
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尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。