この家では、輸入サッシに不具合があった為に、不具合の
あったものを全て違うものに交換し、窓の周辺を補修する
という工事が数年前に行われた。
この工事を施工したのは、私が以前勤めていた工務店なんだが
建物中央部の2階窓上のサイディングの色が変色している。
施工当初から色の違いがあったのだが、近年その色の違いが
くっきりしてきた。
はっきりしたことは言えないが、当初の色番を確認せずに
おおよその近い色を適当に塗ったとしか思えない。
私が在籍していた時に担当した輸入住宅なので、せっかくお金
を掛けるんだから、もうちょっと気を遣ってあげて欲しかったと
少し悲しい気持ちになりました。
お客さんと話をしたら、もうちょっとで手直しした時に
組んだ住宅融資が完済するので、それが終わったら
何とか外壁や屋根の塗り直しをしたいと考えているそうな。
既に釘の頭が浮いてきたり、サイディング自体にクラックが
入ってきたりしているので、早めに対処しましょうねという
お話だけはしてきました。
半年毎に全てのお客さんのところを回るという約束は、
私だけしか果たしていないのだろうか。
工務店というレベルでなく、住宅業界という大きな枠組み
でアフター・サービスの問題があるような気がする。
定期的な訪問によって早い段階で問題点を見つけて
いかなければ、補修の範囲も大きくなるし、家への愛着も
なくなってきてしまいます。
人の振り見て我が振り直せではありませんが、こういう
トラブルは自身への鏡と捉え、気持ちを引き締めて
いかなければいけませんね。
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いい加減な補修では価値がない
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