
こちらの写真は、浴室に使われたマーヴィン(Marvin )社のアルミ
クラッド木製サッシ。
木部の至る処にカビや黒ずみがあり、開閉金物が取り付けてあった
場所は、塗装が剥がれ随分腐ってきています。
欧米でバスルームと言えば、シャワースペースを備えた洗面で
バスタブにお湯を張って肩まで浸かることは殆どありません。
でも、日本の浴室は常に浴槽にお湯を張って、水分や湿気が
部屋中充満している状態です。
そんな場所に木部用の防水塗料が塗られていない木製サッシを
使ったら、どうなるでしょう。
常に窓を開けて、サッシを乾燥させるようなことをやっていても
腐ってくる恐れがありますから、浴室のような場所で使うのは
危険でしかないと思います。
とは言っても、構造を触ってこのサッシを窓枠ごと樹脂サッシの
ようなものに交換するのは相当費用も掛かります。
今回は、マーヴィンから新しい建具や金物類を調達して、新しい
ものに交換します。
また、パラペイントの木部専用塗料 ティンバーケアを2度塗りして
ある程度湿気や水分に耐えられるような仕様にするつもりです。
ただ、本来使うべき場所ではありませんから、お風呂の後はお湯を
こまめに抜いたり、窓は常に開けるようにして頂くことは絶対です。
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