
神戸のお客様から古いクイックセット(Kwikset)社の玄関ドアに
付いているドアノブのラッチの調子が悪いので、交換したいという
ご相談を頂きました。
クイックセットの製品に限らず、ドアラッチは製造時期や取付け方法、
用途によっていろいろな種類のものが存在します。
ですから、まずはそれらを1つずつお伺いして、適切なタイプの
ラッチをご提案しなければなりません。
それを特定する為にお客様からお送り頂いたものが、この写真。
ラッチ自体にも汚れやゴミのようなものが付着していますから、
結構古そうな気がします。
でも、ラッチに明いた穴の形状からすると、現行のラッチと
基本的な形状は同じのようです。
ただ、木製ドアに開けられた丸い穴と、ドアノブの台座部分の跡
との位置関係を見て下さい。
同心円でなく、両方の丸の中心が少しずれているように思いませんか。
もしかしたら、この中心位置のずれがラッチに負担を掛けていて、
不具合を起したそもそもの原因かも知れません。
北米製のドアノブ用の穴は、ドアのエッジから60mm又は70mm
のところに穴の中心が来るようにしなければいけません。
写真を見ると、57mmくらいのところにセンターが来ているように
見えますので、無理してドアノブを取り付けなければいけなかった
ような感じもします。
(撮影角度によってそう見えるだけかも知れませんが・・・)
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