
こちらは、輸入住宅のクローゼット・ドアとして使われる
バイフォールドドア(折れ戸)のパーツです。
折れ戸の上部に取り付けられていて、上枠レールの中をこのローラー
部分が左右に走って、ドアを開け閉めするという仕組みです。
20年以上前の輸入住宅には、このローラー・ピボットが付いた
バイフォールドドアが多く見受けられましたが、現在はあまりこの
タイプの部品を見掛けなくなりました。
それが何故かはわかりませんが、このローラー部分が経年劣化で
外れてなくなってしまう不具合が最近多く発生しているようです。
20年以上前に施工されたものですから、樹脂のローラーが劣化して
破損するのは、当たり前と言えば当たり前です。
(今は、ローラーがないピボットしか国内で施工されていません)
ただ、この部品は国内では手に入らない部品になっていますし、
サイズや形状もいろいろあるので、それを見極めて海外で探すのは
結構面倒な作業でもあります。
今日も1件電話があって、1個欲しいのだがいくらになるかという
問い合わせでした。
こんな小さな部品でも海外から取り寄せるとなると、調達には人手も
掛かりますし、送料などの経費もバカになりません。
細かなパーツ類が欲しいという場合は、出来れば少し予備を一緒に
購入頂いて、その分輸入経費を分散させる工夫をしないと、
部品代より多額の経費を負担しなければなりません。
輸入住宅に使われている膨大な輸入部品を、私たちが全て在庫することは
現実的に不可能ですから、その点を考慮して修理計画を立てて下さい。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。また、
これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。