
こちらの写真は、インシュレート(Insulate)社製と思われる掃出しサッシ
(スライディング・パティオドア)に付いていたロック部品。
お客様から「ロックレバーを上下に動かしても、ロックケースの鍵爪(ラッチ)
が出たり出てこなかったりする」という相談があり、外してきたパーツです。
ロックレバーは白い塗装は剥げているものの不具合はまだ起きていませんが、
ロックケースの方は内蔵されていた小さなバネ部品の一部が脱落して、
鍵爪がバネの力で戻らないといった状態でした。
ご覧のように、ロックケースは長年の使用で錆が酷くなっており、中にある
細かな部品も相応の劣化をしているはずですから、寿命と言っても過言では
ありません。
ラッチのアクションがおかしい程度であれば、交換しなくても何とか
使えると考え、そのまま使い続ける人もいるようですが、単にそれは壊れる
までの猶予期間に過ぎません。
更に破損が進めば、ラッチがレバーと全く連動しなくなり、鍵が全く外れなく
なったり、逆にロックが出来なくなったりしますから、防犯上や生活面で
非常に厄介な状況となります。
インシュレートに限らず、輸入の掃出しサッシのロックパーツは、
なかなか国内では手に入りにくい部品ですし、海外からの調達にも
1~2週間程度は掛かってしまいますから、まだ大丈夫と高をくくらないで
出来るだけ早急に交換手配をするようにしたいものです。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。