
埼玉のお客様から、ハード(Hurd)社製掃出しサッシに装着されている
ロック金物(モーティスロック)の調子がおかしいので交換したいという
ご相談を頂きました。
こちらがその金物ですが、内蔵されている小さなバネが弱くなって、
ラッチフックの飛び出しが従来のようにアクションしなくなって
きているのだと思います。
こうしたデザインのモーティスロックは、比較的多くの輸入サッシ・メーカー
で使われているのですが、ほんの少し他とは違う箇所があります。
それは、ロックレバーの操作バーを差し込む為の穴の位置です。
よく国内で見る輸入サッシの金物は、差し込む穴が45度の角度になって
いるのですが、こちらはフェースプレートと並行な形で穴が明いています。
これをうっかり見逃してしまうと、せっかく調達した金物が交換出来なかった
なんてことにもなりますから、注意が必要です。
あと、この穴なんですが、今現在手に入るものは穴が少し狭くなっている
ようです。(昔のものは、穴が少し大きめでした)
ということは、今まで使っていたロックレバーが穴に入らないなんて
ことにもなりますから、そりゃ大変です。
私たちは、そういう場合に備えて、電動のグラインダー(研磨機)を
持っていますから、古いロックレバーの金属バーを微妙に削って
穴にうまく入るように加工することも可能です。
そんなことまでやれる輸入住宅ビルダーは、国内にどれだけいるでしょうね?
何れにしても、最近鍵の掛かりがおかしいと感じたら、防犯の為にも早めに
交換するよう心掛けましょう。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。