
今日、埼玉県のお客様のおうちにお伺いして、ハード(Hurd)社の
掃出しサッシのロック金物の交換作業を行いました。
順調に作業は進み、最後に作動チェックをする段になったのですが、
ロック・ラッチが完全に引っ込まず、正常な動きをしてくれません。
これは何か取付け方を誤ったかと思い、再度ハンドルやロックの
システムを分解し、やり直すこととしました。
そこで撮った写真が、こちらです。
ロック・ラッチが出た状態で、不具合のある既存のロックケースと
新しいロックケースを比べてみました。
ほぼ同じように見えますが、ロックレバーのバーが差さる鍵穴の
角度が違っています。その違いは、45度。
本来、90度の角度の中でロックの開閉をする仕組みですが、そのうちの
45度分が自由に動かないという状態でした。
実は、モーティスロックのこのタイプは、水平から垂直へ動くものと
上斜め45度から下斜め45度の間で動くものの2種類があります。
サッシ・メーカーから届いたものは、このうちの斜め45度に明いた
穴のタイプでした。
ハードには、施工時期とハンドル形状を確認出来る写真を送っていましたが、
それでも既存のロックケースがどういったものか分からなかったみたいです。
まあ、水平から垂直へ動くタイプものは、比較的採用数が少ないとは言え、
メーカーがそれを間違えるというのは、ちょっとどうかと思います。
だって、私はこれを取り付ける為に、わざわざ名古屋から埼玉まで車を
走らせて来ている訳ですから、その分のコストが無駄になってしまいます。
まあ、私にとっては、ハンドル構造や修理の手順を勉強するいい経験
になりましたけどね。また、リベンジに伺いますよ!
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