
こちらは、お客様から問い合わせを頂いた輸入掃出しサッシの戸車部品。
ローラーの部分は錆びて、恐らくスムースには回らないだろうと思います。
窓メーカーははっきりしませんが、部品自体はよくあるものだと思います。
白いプラスチックの部分は戸車の高さを調整する為のパーツで、これを
回すことで戸車の水平・垂直を修正することが可能です。
現在手に入れることが出来る交換部品は、このプラスチックのパーツが
鋳物のパーツに切り替わっています。
恐らく経年劣化で調整が出来なくなるというトラブルを是正したのでしょうね。
10年以上同じ部品を作り続ける北米の窓部品メーカーですが、地道に
小さな改良を加えている処は本当に素晴らしいと感じます。
国産でも、輸入のサッシのように長くメンテナンス部品を供給してくれる
体制を作り上げてもらいたいものです。
そういうことが、日本の住宅産業を適正なものに変えていってくれる
のではないでしょうか。
これが出来なければ、修理不可能という理由で、30年で建て替えるという
歪な住宅産業が、今後も国内に蔓延ることになるしかありません。
勿論、輸入資材でも生産中止となるものも多いですが、全部が全部10年で
市場から姿を消すという日本のようなことは絶対にありません。
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