
東京のお客様からアルパイン(Alpine)社製と思われる輸入サッシで
ペアガラスの内部結露が発生しているというご相談を頂きました。
サッシは、片引きの引き違いサッシと写真にある掃出しサッシ。
外は晴れている状況ですが、ガラスが曇っている為に雨で外が見えにくく
なっているように感じますが、もう片側のFIXドアの方はちゃんと外が
見えていますから、雨でないことはお分かり頂けると思います。
ガラスの中に随分雨が入り込んでいるようで、上の方から水がたくさん
垂れてきている感じです。
夏の暑い日には太陽の熱で蒸発してしまうのですが、部屋の中をエアコンで
冷やすと室内側のガラスの方に結露が発生します。
(逆に冬場は、屋外側のガラスが冷えますので、外側のガラスで内部結露
を起こしてしまいます)
こういうことを何度も繰り返す状況だと、そのうちペアガラスの気密を
確保する為の周囲のスペーサーが水分で劣化して、最悪ガラスが動く状況
にもなります。
こういう場合は、輸入のペアガラスを交換する以外方法はありませんが、
単純に交換しても屋外側の防水処理を追加しなければ、また雨が建具の
中に入り込んで問題を起こします。
そういうことをちゃんと理解している建築会社でメンテナンスをして
もらうことで、将来トラブルが起きにくい状況を保つことが可能です。
ただ、このスライディング・パティオドアは、幅が2.4mもある大きな
ものですしペアガラスは強化ガラスですから、作業も費用も大変です。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。