
鎌倉のお客様から、輸入ドアの下に取り付けるボトムウェザーストリップ
を調達したいというご相談を頂きました。
ドア下に取付けて、ドアと敷居との間に出来る隙間をカバーする為の
パッキン材(スウィーパー)をボトムウェザーストリップと呼びます。
昔はよく取付けがされていたのですが、それを付けるとドアの開閉がしづらく
なるということで、今の輸入住宅ではあまり装着されなくなっています。
でも、写真でも分かる通り、こちらのおうちでは敷居材(ボトムシル)が
付いておりません。
敷居材を付ける代わりに、段差を付けてタイルを張ることで戸当たりが
出来るように納めています。
ただそうすると、側枠にも付いているウェザーストリップを敷居部分に
付けることが出来ません。
ですから、敷居ではなくドア下の方にボトムウェザーストリップを装着して
玄関ドアの下端の防雨・防風を図らなければならなくなります。
また、屋外側に木製のモールディング(飾り枠)が付いているのも、雨や
シロアリによる被害の心配を考えると、あまりお勧め出来ません。
こうした納まりの背景にあるのが、玄関土間を土やモルタルで埋めてタイルで
仕上げたということなんですが、土間の下は庭と同じ土ですから、シロアリが
建物内に侵入してくるきっかけにもなりかねません。
出来れば玄関内の納まりをやり直して、ウェザーストリップを装着出来る
敷居材を設置し、シロアリや湿気が上へと上がってこないような工夫も
行って欲しいものです。
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