
今日も愛知県豊川市のレンガ積み輸入住宅 N邸でオープンハウスを
していました。
気のありそうなお客様は、何名かいらっしゃいましたが、さてさて
どうなることでしょうか。
この写真の洗面は、N邸の1階洗面スペースを撮ったものですが、
このほの暗さがいいでしょ。
ここには敢えて窓も付けていません。普通の洗面空間は、お風呂の
脱衣室や洗濯スペースを兼ねてプランされますが、そうすると
来客が手を洗いたいという時に洗濯ものやバスタオルなど、
見せたくないものを隠しておく必要に駆られます。
そういうものを毎回片づけるのって、主婦は結構大変なんですよね。
だから、脱衣や洗濯スペースは個別に設けて、洗面を独立した空間に
設置しました。
そうすることで、デザイン的にあまり見せたくないような余分な
ものはなく、ダブルの洗面カウンターと鏡、照明器具だけの
すっきりした空間になっているのです。
こういうデザインにすると、大量のお湯を使うこともありませんから
湿気の為に窓を開けないといけないということもありません。
だから、太陽の強い光が入る窓もなく、ドライウォールで落ち着いた
雰囲気を演出できるんですね。(勿論、日中はキッチンからの間接光が
差すように間取りを工夫しています)
また、家族の多いご家庭は、朝に混雑するのが洗面です。
そんな時、顔を洗うボウルが2つあると、本当に便利ですよね。
勿論、それでも足らない場合があるかも知れません。そういった
交通渋滞が発生する時の為に、2階にも洗面スペースを設けておくと
更に利便性は高まります。
洗面キャビネット、ダブルボウル・カウンター、鏡、水栓金具、
照明器具、タオル・リング、その全てを舶来品でコーディネートする
ことで、こんなに美しい洗面空間を作り出すことが可能ですが、
機能面や生活スタイルをもしっかりプランしてこそ、輸入住宅の
プロフェッショナルと言えるのです。