
ちょっと前になりますが、石川県の金沢に輸入サッシの
バランサーを交換に行った際、暇を見つけてお茶屋街を
散歩してきました。
江戸時代に金沢では、色町を2ヶ所に集約して
大人の遊び場所を限定したそうです。
未だに芸姑さんの置き屋や料亭として機能していると
いうから、まるで京都の祇園のような感じです。
さて、その一角に内部を公開している建物がありましたので
見せて頂きました。
柱や床、棚板などは、全て黒漆が塗られ、壁はベンガラ色の
鮮やかな赤が強烈です。
まあ、ここは民家と違う特別な場所であったとは言え、
日本の和室でもこういう色の文化があったんです。
これって、一種欧米のドライウォールに通じる色遣い
なんですが、いつから日本は色を失ってしまったんでしょう。
確かにインテリアの全てが、こんな強烈な色だと
落ち着きませんが、一角だけ色で遊ぶ空間があっても
楽しい気がします。
やっぱり、江戸時代の日本人って、豊かだったのかも
知れませんね。