20年近く前に私が勤めていた工務店で建てたお客様から
上げ下げ窓の部品が破損して窓の開閉が出来なくなった
との連絡を頂きました。
ここの輸入住宅のサッシは、アメリカのインシュレート社製。
そして、下の建具だけが開閉するシングル・ハングと呼ばれる
上げ下げ窓が使われました。
Insulateの窓はフレームが樹脂製でしたから、Low-Eの断熱
コーティングがペアガラスに施されたタイプでも比較的
お値打ちだったことを覚えています。
それにしても、バネが錆びて糸切れしているバランサーが、
20年近くちゃんと使えたのですから大したものです。
(普通は、10年で交換する消耗品ですからね)
それにしても結構錆が出ていますねぇ。こういう状態になる
バランサーの多くは、湿気の多い浴室や洗面の窓に施工
されているかも知れません。
普段は、窓フレームの中に隠れた状態で開閉を手助けする
役目を果たすバランサーですから、不具合が出るまで
気付かないと思いますが、窓の開閉が固くなってきたり、
開閉時に変な音がするようになったりしたら、それは
交換のサインかも知れません。
新築から10年近く経った輸入サッシが付いたおうちの皆さんは、
この機会に是非一度点検・整備を行ってみて下さいね。
輸入住宅のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。
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輸入サッシの劣化したバランサー
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