
カントリーな雰囲気を出す為に、20年前には木製のラチスの
フェンスがあちらこちらで採用されました。
これは、輸入住宅に限ったことでなく、多くの国産住宅でも
そうだったように思います。
ラチスの多くは、レッド・シダー(米杉)で作られましたから、
比較的劣化に強いと言われていましたが、何も手入れをせずに
長持ちするなんてことはありません。
でも、日本では家をケアする文化が根付いている訳では
ありませんから、築10年を過ぎる頃くらいから、劣化が
気になり始めるのです。
このおうちの場合も同様で、既に塗装は剥げてしまい、
ところどころ格子の脱落も始まっていたようです。

そこで今回フェンスを樹脂製に交換することになりました。
ツヤ消しのブラウン色のものにしましたから、従来のイメージ
を損なうことなく、耐久性のある状況が出来ました。
こんなちょっとしたことでも、家の寿命というものは
長くなると思います。
それは、住み手の愛着が家の寿命そのものであるからです。
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