
昨日、ドアノブ・メーカーが違うと、使われているラッチの形状が
違うという記事を書きましたが、実際にラッチを見てみましょう。
並べてみたのは、Kwikset(クイックセット)、Weiser(ワイザー)、
そしてTaymor(テイモア)のドア・ラッチ。
どれもフェース・プレートが頭の部分に付いたタイプを比べて
みましたが、フェース・プレートがないドライブ・イン・ラッチも
各社用意をしています。
全体的な形状としては、どれも同じ大きさではありますから、
輸入のドアに開けられたノブ穴にはどのラッチでも挿入出来る
ようになっています。
ただ、ドアノブとラッチとでメーカーが違う場合、その互換性は
あまりないと考えた方がいいでしょう。
それは、ドアノブ(ドアレバー)を回すと回転するトルク・プレート
(回転軸)の形状が各社で異なっている為、トルク・プレートが
差し込まれるラッチの穴もそれに合致したものでなければならない
のです。
つまりドアノブとラッチは、同じメーカーのものを使うというのが、
輸入のドアノブでは基本となります。
こういうことを知らないと、消耗品のラッチを交換する時に全然
ドアノブに入らないなんてことも起こります。
輸入住宅にお住まいの皆さん、どうぞ気を付けて下さいね。
ラッチが壊れたら、すぐに交換出来ないかも知れません。
そういう場合は、セキュリティで不安を抱えることになりますから、
ドアの開閉がおかしいと感じたら私たちのようなビルダーに相談して
部品の準備をしてもらって下さい。
殆どのビルダーさんは、自社で部品の在庫を持っていませんから
すぐに取り付けしてもらうという訳にはいきません。
因みに、これら以外にも北米の輸入ドアノブ・メーカーは、Schlage
(Dexter)やEmtek、Baldwin、EZ Setなんて会社もあります。
ドアノブ・ドアレバーでお困りの方は、お問い合わせ下さい。