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Channel: 住まいと環境~手づくり輸入住宅のホームメイド
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ガレージドアの電動モーター

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ガレージドアのモーター


北米のガレージ・オープナーには、ジニー(Genie)やリフトマスター
(Lift Master)、イーグル(Eagle)といった有名どころのメーカーが
あります。

車内からリモコンのスイッチを押して、ビルトインのガレージ・ドアが
自動で巻き上がっていく様は、秘密基地そのものですね。

その時、ドアを持ち上げている力持ちは、電動モーターのオープナー
だと思っていらっしゃる方が多いと思いますが、実際はそうでは
ありません。

ドアの重量は、8フィートx8フィートの標準的なタイプで70kg
程度はありますから、0.5馬力の非力なモーターではドアを巻き上げる
ことは出来ません。

トーション・スプリングのバネの力を利用して、ドアの重量を
支えるというのが本当の処で、モーターはバネとドアとが均衡した
状況の中、単にドアを動かしているだけなんですね。
(モーターは、補助動力と考えた方がいいかも知れません)

そういう状況ですから、トーション・スプリングが弱ってきたり、
切れてしまったりすると、ドアの巻き上げの際にモーターには
大きな力が掛かるようになります。

また、ドアの左右のバランスが崩れたりしても、同様にモーターの
負担は大きくなります。(モーターは、自分の力の範囲内で一生懸命
重いドアを開閉させようと努力します)

そういう点で、モーターを長く安全に使いたいのであれば、
ガレージ・シャッターのバランスや消耗度を確認する維持・管理を
しっかりやる必要があることを理解しなければなりません。

また、そういうことをやっていても、モーターは機械ですから、
ドアを動かす為のチェーンやベルトにつながるギアやスプロケット
といったモーターの部品が破損することがあります。

一度取り付けしたら、永遠に稼働し続けるものではありませんから、
10年ごとの定期点検や部品の交換を心掛けるようにして下さい。

インナーガレージのメンテナンスや輸入住宅の修理でお困りの方は、
お問い合わせ下さい。


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